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「分かってるくせに聞くなや アイツラ潰しいくぞ。」
和弥がさも当たり前のように言った。
「和弥 もういいだろ? あいつらヤッてもまたネンショー行ったら意味ねーべ?」
ヨヒトが諭すように言った。
「ネンショーも退学も怖かねーよ。 俺が怖いのはあいつらぶっ殺すのが面倒臭くなる自分だよ。 だからその前に行くんだ。今日 今すぐボクシング部の奴ら潰しいくぞ!」
和弥の口調に熱が帯びてきた。
反対にヨヒトのほうは冷めた口調で
「 お前の気持ちはわかる手塚が一人でくれば或は望みどおりいくかもしんねーよ 。でもそれは無理な話だ。あいつには仲間がいる。」
「だから人集めろつってんだろが!!」
和弥がタバコを叩きつけた。
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