入学式

14/18
前へ
/151ページ
次へ
一気に教室内がざわついた。それぞれ席を立ち、友人を探した。 「遼太郎!どう思う?」 俺の所にも美優と新城が歩いてきた。 「先生!どんな進路でも約束されるんですか!?」 誰かが皆を席に着かせようとしている藤本先生に聞いた。 一斉に藤本先生に視線が注がれた。 「それは……」 (新任の先生なんだ。答えられなくても仕方がない) 俺がそう思ったとき 「その質問は私が答えましょう」 次は、視線が教室の後ろに注がれた。
/151ページ

最初のコメントを投稿しよう!

41人が本棚に入れています
本棚に追加