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「ランクSの学園長が話されている時に、たかがFのお前らが私語をするとは何事だぁ!!」
近くにいた奴の机を警棒で殴り、音を立てた警備員が怒鳴った。
必然的に教室内は静まる。
「まあまあ、今日入学したばかりの子達ですよ」
学園長が優しくたしなめると警備員は警棒を腰に戻した。
「十組の諸君、この警備員達は特Bという階級を持っています。そして常に学園内の治安維持をして頂いています。今日の所は大目に見ますが、階層制度は絶対です。ランクさえ高ければ、先輩と後輩、もちろん教師と生徒など全く関係ありません。この事をよく覚えておいてください」
そう言って学園長は教室から出ようとした。
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