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「何か入学早々テンション落ちたな…」
重い教科書を美優の分も半分持たされた俺は、『重いよ』オーラを出しながら歩いていた。
「Gにだけはならないように頑張らないとな」
同じく美優の分を半分持たされている新城も重たそうだ。
「あ、親みっけ。中森さん遼太郎、また明日な」
持たされていた美優の教科書を俺のに積み重ねて、新城は帰っていった。
「バイバーイ……さ、遼太郎!あたし達も親探すよ」
そう言って美優は走っていった。
そんな美優をさらに増えた教科書の重さに耐えながら追っかけた。
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