恒例行事

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俺と新城は殴り続けている三人に走っていった。 俺は気づかれないように背後にまわり、一人を羽交い締めにした。 「おいおい、そのくらいにしとけよ」 あくまでこれは仲裁だ。出来るだけ諭すように話す。 「お前誰だ?離さないと同じ目にあわせるぞ」 相手は意外にも冷静で、脅すような目を向けてくる。 俺はそれを無視し、相手を抑えながら新城を見た。 新城は背後から一気にニ人の肩を押さえつけていた。 俺の目線に興味がいったのか、俺が羽交い締めにしている相手も新城を見た。 180超えの男が仲間を押さえているのを見て、もがくのを止めた。 「離せよ。もう暴れねぇから」 そう言うので俺は離してやった。
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