恒例行事

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「失礼します。先ほどの騒ぎはこいつらの仕業かと」 三人の警備員に連れてこられたのは、五十嵐と仲間二人だった。 「そうか。お前ら、本当に関与していないなら教室に戻れ!」 ゴリタケは俺と新城に向かってまたもや口泡を飛ばした。 ------ 「あ、二人とも~」 ゴリタケの文句を言いながら歩いていた俺達を見つけた美優が、女子らしい走り方で走ってきた。 「どうなったの?」 「警備員が三人を捕まえてきて、ゴリタケからの取り調べを受けていた俺達は釈放だ」 超簡潔に話し、教室に戻った。 それからは何事もなく授業が進み、ハードな一日が終わった。
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