優しい光

2/5
前へ
/13ページ
次へ
僕の仕事場にある光を放つ小さめのランプは、僕の誕生日に彼女がくれた…。 その日は、僕も君もなにもしないで二人寄り添うだけだったよね。 …光に照らされている君はとても儚くて、僕は今すぐにでも強く抱きしめたいと思った…、 君を束縛することもなかった僕…、まっすぐにしか愛せなくてごめんね…、 もっと君に触れていたかった……。 部屋の明かりとは違い、窓から漏れる淡い月の光が僕の気持ちを映し出すようで、胸が切なくなった…。
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加