3/6
前へ
/35ページ
次へ
沖田の後ろ姿がある。 天国のようなきらびやかな優しい風景に沖田がいる。 くるりと振り返った。 「土方ァ、お前のせいで1ヶ月水の泡。」 ニタリと笑った沖田の顔と、今まで天国の背景はなくなり、地獄絵図になった。 「うわぁ!!!!」 眠りに入って間もなく地獄だ。 少し汗ばんだ。 『ちくしょう…眠りすらつけねぇのかよ』 参ったな、と頭をかく。 「いや、寝直しだ!!引き下がれるか、バカヤロゥ!!」 また布団に潜り込んだ。
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

106人が本棚に入れています
本棚に追加