(1) 始まり

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お母さんはいつも遅くても21時頃には帰ってきていた。 でもその日は違かった。 「お母さん、遅いなあー…」 呟いた途端、家の電話が鳴った。 (お母さんかな…?) 小さな期待を抱いて電話の受話器を取った。 「もしもし…」 次に聞こえてきた言葉は… 「…お母さんが事故にあって重体なんです」 その途端、私は受話器を落とした。 ‐
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