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空港から帰る道、
俺は運転をしながら感じた事がある
莉子を隣に乗せて
莉子が屈託の無い笑顔を浮かべている
凄く幸せだと痛感。
俺の手を握り、笑っている莉子。
そして俺も自然に笑っている。
当たり前の事
小さな事に
幸せを感じられる事が
本当の幸せなんじゃないかと思う
―――
きっと、村上は
莉子を愛していたのは事実だと思う
ただ、復讐という手段しか使えない男で
本来、村上も幸せになれる権利があったはず……
俺は莉子が入院した時、ヒロムに向日葵を託し村上の元へ戻った。
途中、一輪の向日葵を買って向かった……。
そして、ジッと俺を睨み付けクスクス笑っている村上を目の前にし凄く、哀れに感じていく
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