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「なぁヒロム?何故、俺の女は、つまんねぇんだよ?(笑)」
今、私の目の前でそう質問をする人物は 私の元彼であり…… 名前は白井晴人(はると)。歳は私の4つ上だから…31歳。私と空港で別れ2年が経つ
幽霊かとも一瞬思った……何故なら彼はハーフであり私との別れの背景には、国、家族のしきたり……様々な事があり別れたからである
まさか又日本に来て、こんな場所で逢うなんて思ってもみなかった
思わず目で追ってしまう……
「だってよ~女は待って待って待った時が絶頂じゃねぇか。晴人みたいに丁度時間ピッタリなんて面白くねぇ」
思わず南さんの言葉にビクッとしてしまい私は目線を晴人から反らす
私が今迄で1番心から愛した人が目の前に居る
お互いに嫌いで別れたんじゃない。
心が揺さぶられていく……
そして何故か
左手の薬指の指輪が胸に突き刺さる――――
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