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美香には敵わない……
私の本心が結婚を迷っているという事。
そして晴人に未練があるという事をバレていたから……
だけども私は結婚について躊躇いは無い
「莉子ゴメン……俺が、どうしても逢わせて欲しいと美香ちゃんにお願いをした」
「うん、分かってる美香は悪くない」
私は、あの頃はあの答えで良かったんだと今は思っている
1年泣き続け支えてくれた美香だもの
そして晴人も悪くない。
私達は一緒になる“縁”が無かっただけだから……
「なぁんだ♪みんなゴメンね!晴人も謝りなよ、せっかくの時間が勿体ない♪飲も!」
私は空気を軽くする為、仕事でのテンションみたく上げていく
南さんとも意気投合し、芋焼酎まで手を伸ばす始末で段々と視界がボヤけてしまう
あれ? お酒じゃないし!
気付くと晴人が私の目の前に烏龍茶を置いてきた
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