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「もしもし……」
社内に部下の南ヒロムの携帯が鳴り響き俺は出てしまう
ヒロムとは、向こう韓国でも仕事をし歳も同じとありプライベートで随分世話になった
「おい、お前かー」
携帯に出た相手がヒロム自身だったから拍子抜けを食らう
どうやら慌てていたらしく携帯を忘れてしまったようだ
「充電ヤバイだろ持っていくよ、ああ大丈夫。丁度今から会社出るとこだったから」
ヒロムはジムで鍛えていて日本に来てからも直ぐジム通いを始めている
仕事も手を抜かない上、どこにそんなパワーがあるのかと感心してしまう
そして会社の外に出ると、もう9時なのに暑さが残っている歩道に向け俺は進み出した
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