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「で?どうしたいの?」
「……」
私は黙ってしまった
何故かと言うとお腹の赤ちゃんが又ポコポコ動いていたから……
「あ、又動いた」
「え?赤ちゃん?」
晴人の聞く声に私はもしかしたら赤ちゃんのパパは晴人かもしれないと思った
涙がドンドン溢れてしまう……
“ポコポコ”
私のお腹に耳を当てている晴人が目の前に居る
「腹の虫じゃないのか?!」
「違うと思う!この子も晴人に行って欲しくないって言ってる!」
晴人はゲラゲラ笑いだしてしまい涙が見えた気がした
すると晴人は私の頭をいつものように撫でようとして、手を引っ込める
もう触ってもくれないんだ……さっきの人を触る手なんだ……ヤダ。
私は晴人の手を握った。
「ヤダ。他の人に渡したくない」
ギュッ…
「一緒に居たいよ…」
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