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やっぱり莉子は、１人を選んだ。
時計を見るとヒロムの姉ちゃんの出発時刻に間に合うか微妙で俺は、莉子に夜再度逢おうと思った
そして病室を出て車に乗った時、莉子がタクシーに乗ったのを見て実家に行くと思いながら俺は車を走らせていく
すると空港方面だと気付いて、まさか俺が戻ると勘違いしてる？
「嘘だろ？！」
そして、空港に到着をし俺は莉子を見失ってしまう
だけど思った。
莉子は俺を捜す
俺は莉子を見つける
ある意味、賭けてみようと思った
“俺が莉子を見つけれなかったら……”と。
だけど直ぐ分かった
トボトボ歩いている後ろ姿が俺の目の前に映っている
あ、溜め息ついている(笑)
あ…泣いている……
まだ声を掛けるのは辞めようとセーブをするが、やっぱり俺が負けちゃった
少し莉子を試してやろうと俺の悪巧みが出てしまう
．
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