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俺が尋ねると、やっぱり“もう逢えないと思って”と発言。
どうしても俺と一緒に居たいと莉子の口から聞きたいな……
俺が、意地悪を言うと目に涙をいっぱい溜めて堪えている莉子が居る
俺も頑固だが莉子は更に頑固だ
その頑固さを少し緩めてあげたい――
そして村上の呪縛のような執着からも解放してあげたい―――
“ヤダ。他の人に渡したくない”
“一緒に居たい”
もう十分かな?
俺は莉子を抱き締めていく……
頭の中で莉子の言葉が嬉しくて、いつも俺だけが余裕が無くて……ついもう一度莉子の言葉が聞きたいと思う俺が居る
言葉って凄く大切だと思う。
気持ちも勿論だが、きちんと伝える手段として良くも悪くもなるが、俺は人との絆を深めるに必要だと思っている
俺は莉子を離さない
莉子の気持ちが俺に無いなら諦める
だけど、お互いに同じ気持ちで
もう離れる理由は無いと強く感じた
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