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村上の表情から俺は虚しさが感じられるも何故普通に、莉子を愛せなかったんだろうと疑問で仕方ない
俺は村上に、“心が欲しくなかったか”と質問を投げ掛けた
すると村上は、又“ククク”と笑い出して莉子との出逢いから話を始めていく
―――
約2年前
『僕は莉子に目を付け…後を追いかけた。怯えちゃって可愛いかったよ』
そして運は村上に味方したのか入院してきた莉子に近付く事が出来たと言う
『莉子に何か抱えている悩みがあるの?と聞いたらね、僕の事じゃなく君の事で悩んでると言った』
村上は薄気味悪い笑みを浮かべ、そしてポッケに両手を入れながら話していく
『で、僕は相談に乗っただけ。なのに恩返しが無いだなんてフェアじゃないでしょ?だからお仕置きをしたんだよ』
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