目覚め

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そして莉子に「不倫、最低」と言われてしまい俺は頭の中が“?マーク”が飛びまくっていく そして簡単に股を開く女じゃないのは分かってるが俺以外の男に抱かれているという現実に耐えれなくなり 遂厳しい口調で無防備警戒心の無い莉子を責めてしまった だけども怯む事なく穏やかな表情で俺に有り難うと言い、俺の左手を莉子は自分の頬に持っていく この行動からも俺の指輪を見て既婚者だと思っているんだとも推測がついた すると莉子は、服を着始めカバンを手にしていく このまま帰そうかという考えが浮かぶも気付くと俺は体が勝手に動き莉子を抱き締めていた 「莉子、ゴメン。混乱させ悩ませる事を謝るよ……婚約者に負い目罪悪感を感じてると思うが俺が一番悪い。だから自分を責めないでほしい俺が背負うから」 俺は莉子にそう言うと強く抱き締めた .
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