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「ユ…リさんという人は?……」
「……それも見たのか……」
ユリさんは本当に実在していた……。晴人の元カノだったのだ。
「……実は莉子、ユリと俺の関係は複雑だった……俺の父親とユリの母親が昔、不倫関係だった。……」
晴人は思い出すように話を始めていく
「ユリが俺に最初近付いた理由は復讐だった……。」
「え?……」
「だけど、ユリは耐えれなくなり俺に別れを言った……」
私は晴人の様子がおかしい事に凄く不安が募っていく……
夢は半分当たっているが故に……頭の中で晴人とやっぱり私は一緒になれない定めなのかな?と思った……
私が空港で倒れた数分前、晴人の口から“俺を待つな”と言われた……。
そして、“この時代に一緒になれなくても時代が巡り俺は、莉子を必ず見つける”
と言われた。
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