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待ち合わせ場所の最寄り駅に到着するアナウンスを聞いて、私は窓の景色を眺める
あ……小雨だ……
先生、大丈夫だろうか?
私が結婚する相手は医師をしていて、車椅子で日常をこなす
普段雨の時は私が車で迎えに行くんだけど今日は、予め美香との約束があるからと言ってあり……だけど気になってしまう
ふと、私の脳裏に美香の顔と先生の顔が散らつき始める
どちらも大切な人
♪♪♪~
そんな時だった
携帯のメール受信の音が鳴り恐る恐る開く私。
“小雨だから迎えに来なくていいからね美香ちゃんと楽しんでおいで”
先生からだった
こういう優しさに惹かれ私は好きになりプロポーズを受けた
正直言い、たまに束縛されていると感じていたからホッと胸を撫で下ろし私は駅のホームに降り立つ
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