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待ち合わせ場所の店は駅から近くて方向音痴の私には最適であり、美香の思惑は抜け目がない
「美香らしいな…」
私に品定めしてよ!と話を持ち掛けた美香で、よっぽどのイイ男か、痛い男……
さぁて、どっちだろう?
美香は大切な友達。 なんだか私は母親的な心境になり始めていく
そして駅から外へ出る頃には雨が上がっていて正直言い、焦らず先生の元へ行かなくて良かったと何故だか思った
地面が濡れていて慣れないミュールで店に向かう私。
店迄、後100m
―――
まだこの時は
私の運命が変わる入口への100mなんて思いもしなかったのである
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