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ささやかなパーティーと言うのはカラオケだった。
「一番、能見豊、歌いまーす!」
いきなり【千の風になって】を歌いだした。
最初からそのチョイスはハズレかと思われるが、実はこれはユタカの鉄板ネタで、女性陣にもしっかりウケていた。
その後もユタカペースで楽しい時間が過ぎて行った。
自分が楽しみながら相手も楽しませる。もともと器用なヤツだけど、それだけでなく、アイツの気配りがあってこその技なんだ。
だから、あほなヤツだけど、コイツとはずっと友達いたいと思う。
「おっ。もう時間か!それではラスト行きたいと思います。千の風になって」
「またそれかい!」
メグミのツコッミむなしく、結局大合唱でラストを締めくくった。
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