陸上部

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ぶーー!! メグミはジュースを吹き出した。 そしてそれは俺の制服に直撃した。 あぁやってくれたよ。ベタだよ。でもこれ匂いとれないし、地味に辛い。 「あ、ごめん!」 メグミはハンカチを取り出してわたわたと拭きはじめた。 まぁいいよ。事故だし。 「で、陸上部には・・・」 「あぁ、入るよ。てか、こんな時期からで部に迷惑じゃないか?」 「そんなことないよ。ウチ、弱小だからユウヤが入ってくれると助かる。」 ん?俺ってそんな陸上得意じゃ・・・ あぁ。今日のあれか。確かに眠れる才能があるかもしれないな。 「こんなこと誘った側が言うことじゃないんだけどさ、なんで入ろうと思ったの?」 「なんかに打ち込みたいなと思ってな。」 なにかに打ち込んでいればこの空白を埋められるかもしれないし。
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