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「じゃあ少し楽器触ってみてよ」 「そんなの無理です」 バチの練習をしたばかりの聖には難題だった 「あの、私も打楽器見学したいんですが」 と後ろから声が聞こえると背の高い女の子がいた 「おいでませパーカスへ!」 「経験者?」 「はい、主に鍵盤を」 その女の子は打楽器経験者だった 「…あ、橋本君だ」 「え!?」 (な、なんで知ってるの!?) 「同じクラスの夏川梓です」 「あ、そうだったのか」 カッコイイ子だと思っていたら他の女の子が入ってきた 「あのー」 「おいでませパーカスへ!」 「!!」 (めっちゃおびえてる…) 今度は小柄な女の子だった この子も経験者だった (や、やばい!取り残されてる…) 「よ、よろしく!」
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