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序
記憶。
それは他人の目には見えません。
それは自分が自分の内に秘めているもの。
そして、それは自分が自分として「存在する」為に必要なものです。
もしも、記憶が失われてしまったらその人はその人ではいられなくなってしまいます。
でも、その人の周りの人が諦めなければいつかはその人が再びその人として存在できるようになるでしょう。
人は記憶があるから生きていける。
善悪の判断がつく。
そして、人と関われる。
もし、あなたの大切な人が記憶を失ったらどうしますか?
失われた物は戻らないと思って諦めますか?
わずかな可能性を求めて努力しますか?
どちらの選択でも不幸になる人はいるでしょう。
でも、全てはあなたが決めること……
あなたは好きな人の為に悲しみの中で生きていくことができますか?
Natie=Ravas=Synseln
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