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「はいはいそこのおに~~さん。どうしてうなだれているのかな~~?」 「おわぁああああああ!!!」 唐突に声を掛けられた。周りが静かだったこともあって、本気でびっくりしてしまった。 「うおっ!何だお前びっくりするなあ」 「こっちのセリフだ!いきなり話しかけてくんな!ビビるだろ!」 「おお、そうか。すまんすまん。」 「つーかお前は誰だ!何者だ!何の用だ!」 相手はハァ↓とため息をつき、だるそうに答えた。 「俺は真島 騎士(ましま きし)だ。ここの学生で、用は無い。そこに人がいたから声をかけただけさ。」 明の三連続の質問にひょうきんに答えた騎士はそのまま続けた。 「ところでお前の武器は何なんだ?凶器のようには見えないけど?」
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