1、序章

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明がこの学校に入学することを決めたのは中学3年生の秋。 周りの友達がそろそろ受験モードに入ってきた頃だった。 理由は簡単。好きな女の子がその学校に行くということを聞いたからだ。 しかし、今の自分の成績では確実に入ることはできない。 とりあえず死に物狂いで勉強することにした。努力のかいあってか、ギリギリ合格することができた。 入学式は4月4日。ずいぶん不吉な数字の日にやるもんだなぁと思いつつも 学校に行った。体育館に並べられた椅子に座り、うきうきした気分で入学式を迎えた。 しかしすぐに最悪の気分になる 信じられない言葉を聞いたからだ。
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