1、序章

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「・・・・・なんで、ブーメラン?」 明が渡されたのは何の変哲のないブーメランだった。 ちなみに右隣の人が持っているのは、鞭だった。しかも持ち手向きに棘が付いている。一撃でも貰ったら肉がえぐられるだろう。 完全に凶器だった。 明はもう一度自分の持っている物を見る。 「やっぱり・・・ブーメランかよ。いや、まてよ、そうだ!!」
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