44人が本棚に入れています
本棚に追加
「どうしたのさって、今日の朝会は?……そのぉ…おわっちまたのかい?」
としいなは銀髪の少年にたずねた。
少年はなんだと溜め息をつき。
「朝会は明日だよ。」
「え゛っ!!そ~なのかい!!!」
「うそついてど~するのさ。」
「そうだよね。ジーニアスがそんなつまらない嘘つかないよね。」
と溜め息まじりに言った。
銀髪少年はジーニアスという名のようだ。
「まぁいいじゃない姉さんに怒られなくていいんだからさぁ。」
「まぁそれもそうだけ……ってそれじゃあたしがいつも遅刻してるみたいじゃないか。」
「……違うの?」
「なっ……。」
しいなは何も言い返せなくなったが思い出したように言う。
「いくらあたしだってロイドよりは遅刻してないさ。」
するとコレットが心配そうに
「ロイド今日も遅いね。」
と言った。
最初のコメントを投稿しよう!