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いつの間にか7時22分になっていた。
「いつものことだから大丈夫だよコレット。」
と元気づけるように言った。
「そういやあのアホもいないねぇ。」
「あのアホって言っても来てないのはどっちもだけどね。」
「おいがきんちょ、俺とロイドくんをいっしょにするなよ。」
いつの間にかジーニアスの後ろには赤い長髪の男の人がいた。
それに驚いたジーニアスとしいなは
『ゼロス!?いつのま』
「俺さまはロイドくんとちがって頭もいいしおまけに美青年だから違ぇのよ。」
二人の言葉を遮りにこやかに言ってみせた。
この本人言わく“美青年”がゼロスくん。
しいなとジーニアスはいつものかと溜め息をつきはいはいと流した。
「あ゛ぁも~う、俺さまぐれてやる。」
いつもの様に流されたゼロスは泣くふりをした。
その時。
ガラガラガラ
と前の方の扉が開いた。
そしてみんな席につく。
どうやら来たのは先生のようだ。
「はーい、みなさん席に着いてるわね。出席をとります。」
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