小説・青いベンチ

クラス会

佐藤(美嗄来るのかな？)

俺は泣いている女子がいる教室をあとにした。

いつもの帰り道を帰りながら半分に折り曲げた明日の案内を見ていた。

すると。

後藤『おい！』

佐藤『(！！！)なんや！』

俺は慌てて案内を直した。

後藤『明日…本当にするのか？』

佐藤『明日しかないなぁ…』

後藤『わかった。
んじゃー明日な。』

ある程度歩いたら並木道に入った。

佐藤『ここ美嗄と付き合ってた頃二人で手繋いで帰ったな～。』

なんて呟きながらいつもの駅へ着いた。

佐藤『(そういやー俺がいつも待ち合わせしても遅刻したなー。
美嗄まだ帰らないのかなぁ…)

なんて言ってもダメかぁ…』