詩集

進むため 強く帰るは 笑顔にて

人の温かみを感じる事ができりゃつらくはなくなるんだ

なんでもできそうな気になる

頑張ってくじけそうになってもな

ついこの前だったか

俺は帰る場所を無くした

いや、住むところはあるんだがな？

親元へは帰れない

これは自分の甘えに対するけじめだったのだろう…

もう生きれるか分からなくなってきた

勝負時だ

これからは個人の力のみで生きていかなくてはならない

つまり

大人になるということ

分かってはいた

今更こんなこと書くのはどうかしてる

だがやはり心のどこかにはまだ子供でいれる気がしてた

無理だった

怖いし、くじけそうだし、いじけそうだし、辛そうだし、苦しそうだし、

心が折れる

こんな弱いのに果して生きていけるのか？

強さは求めたって手に入らない

行動が必要になる

帰る場所を失った

もう後戻りはできない

この自ら石橋を叩いて作り上げた道を通るか…それとも崩して谷底に落ちようか

後ろの通った石橋は崩してしまった

ちょっとした不注意で

そう

ちょっとした不注意で帰れなくなる

どうしようと青ざめ、後悔し、絶望し、困り、助けを乞う

だが助けは来ない

助けが来る道を壊したのだから

独りで戦い続けなくてはならない

永遠に

戦い続けなくてはならないから

笑おう

しっかり前を向いて

強く生きていこう

頑張っていこう

いつか

壊した道を直すその日まで

さようなら

For my family

By MEXEL