支えてて 希(こいねが)う様は 不様だな

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何度支えられただろう 何度裏切っただろう その度によじ登る仲間達 あぁ 俺にはまだ仲間が居る 世界はでかい 人々は様々 その中でまだ少数の者にしか会ってない まだこれからも仲間が集い、裏切り、別れ、死別し、誕生を喜び、苦痛に歪み、戦友に助けられ、いつか朽ちて逝くのだろう まだこれから会う人の方が多い筈なのに もう何百という数の人々と知り合っている 不思議だ この会ってきた人々が 知らない俺の友人と会わせてみたいという衝動に駆られる 一体どんな反応をするだろうか 楽しみだ その知り合った者からまた助けられ 助けを乞 不様な肢体を晒すのだろう だが悪くない 表も裏も知られたい もっと 多くの人々と知り合いたい 知りたくて知られたくて だから助け助けられるんだろうな
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