冷徹に 凍てつく刃は 他が為の

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寒さに震え 風は容赦なく 空気は肌に針を刺す その中を 悠然と 布の如く ふらふら歩く 孤独が更に体を痛め付ける だが 彼は歩き続ける その先には 待ってくれてる人が居るから 立ち止まる訳にはいかないから 彼は居場所が欲しかった 場所を変える度にいずれ居心地が悪くなり ずっと居ていい場所を探していた 見つけたんだ だから 彼は体が傷付こうが 孤独に潰されようが 寒さに凍えようが 必ず帰る それが彼なのだから
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