第1章

8/9
前へ
/11ページ
次へ
冷艶の姫っかぁ… これは、私の名前だ。自惚れているわけでもないが私は整った顔をしている。 だから、この顔のおかげでよってくる人達を軽くあしらっていたら、こんなふうに呼ばれるようになった。 「はぁ」 今日、三度目のため息 ため息をすると幸せが逃げると言うけど、私のところに幸せなんてくることあるのかしら。 着替えながら色々と考えていると思考を切るように予鈴のチャイムが鳴った。 「あら、予鈴だわ。教室に行かなきゃね。」 ,
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加