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私と変態があーだこーだと話していると、すぐに学校に着いた。
「じゃあ、変態さん私は今から保健室に行くのでさようなら。」
やっと離れれると思い安心したが、それは束の間の休息で変態がまた私の後をつけてきた。
「変態さんなんでついてくるの?やっぱりストーカー?」
「は?!ちげーし。それに、その『変態さん』を止めろ。」
変態は、顔に眉間をよせでいた。その表情から少し不機嫌になったのがわかる。
「変態に変態って言って何が悪いのかしら?」
「あーだか「失礼しまーす」」
変態が何かを言っているときに私は遮って保健室の中に入って行った。
残念なことに、保健の先生はいないようだ。
「おい!!」
「何か?」
「『何か?』じゃあねぇだろ!酷いじゃあねぇか。」
そう言って変態の怒りは最高潮に達していた。
「だって、保健室に着いたんですもの。何か悪いかしら?」
そういって私は保健にあるはずの制服を探した。
「チッ」
変態は舌打ちをしてごそごそと何かを探し始めた。
「ほらよ。」
そういって私に渡したのはタオルだった。
ふーん
この男、少しは気が利くのね。
「ありがとうね。」
男は少し驚いたようで固まっていた。
「何固まっているのよ。」
「嫌だって、お前からそんな言葉が帰ってくるなんて思わなかったから。てっきり、『そんなことして、当然』とか言われるとばかり…。」
「はぁ?あんた私をなんだと思っているのよ。」
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