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「はいはい、でもクックル 家計を苦しめたら駄目だよ？」
要の背後に鬼が見え隠れする
クックルはコクコクと頷く
ガアァァ
向こうで何かが吠えた
「真結、来たよ」
グリズリー達の死体を見つけたのか更に大きく吠える
そのグリズリーは背中の毛が黄色っぽくなっている
「んー やっぱ『ゴールドバック』か」
要がやっぱりか…といった感じで言った
「ゴールドバックって何？」
真結が尋ねる
「まあ戦ってみたら分かるよ、真結、魔法も使っていいからアイツを倒せ」
「魔法もいいの？」
「ああ、じゃなきゃ倒せないだろ 椿流は初之形しか教えてないし」
「そうだね、初之形には敵を殺す技無いからね」
「つーか早く行け、俺達が見つかるだろうが」
「そうだね じゃあ行って来ます」
真結はゴールドバックの所へ向かった
ゴールドバックは真結に付いた血を見たのか大音量で雄叫びをあげた
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