頭首

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「まあ幾らあんまり魔法が使え無いっていっても、アイツ等は一応魔物だ 武器である爪が硬いのは当たり前だ…ま、依頼も終わったし、そろそろ帰るぞ」 「はーい、あ、ユキ」 そう言ってユキの方へ振り返った 「ねえユキ、どうする? 精霊獣界にもう帰る? それともこのまま出とく?」 「もう帰ろう、後は家に帰るだけなのだろう?」 「うん、じゃあねユキ」 「ああ」 ユキは精霊獣界に帰って行った 「んじゃ、帰っか」 要達は移動装置に向かって足を進めた 「ん?クックル、何か聞こえなかったか?」 要がクックルに小声で尋ねた 「うん。何か蛇っぽい声?だった」 (蛇っぽい声って何?あのシャーって奴?) なんて要が思っていた時 ゴゴゴゴゴ 突然地面が揺れた 「じ、地震!?」 真結がびっくりした感じの声でそう言った 「いや、違う」 要はそう言って真結を引っ張ってその場から離れた
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