頭首

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クックルは15メートル程の龍になった、いや戻ったというべきか その姿を見て赤い蛇は明らかにびびっていた 「真結、もう一回刀貸せ」 そう言って要は真結から鞘ごと刀を借りた 「よっと」 ベチッ 要はジャンプして一回赤い蛇の頭を叩いてまた地面へ降りた 我に返った赤蛇はルビードラゴンよりも明らかに弱そうな要に威嚇し、そして炎を吐き出してきた 「葉!?」 要が避けるそぶりを見せなかったのでちょっと遠くに避難していた真結が そう叫んだ 炎が要を包み込む だが要は何事もないかのように欠伸していた 「真結、俺が火の魔法が全然効かないの忘れたのか?」 要はそう言うと小さな溜息をついた 赤蛇は要に火が効かないと分かると自ら襲いかかって来た 「真結、奥義の一つを見せてやるよ」 そう要が言った瞬間、赤蛇の身体が横一線に切り裂かれた
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