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シンジのDVが始まって8カ月。
売春を始めて6カ月半。
私は....裏切りを知った。
佳奈は利用されていただけなのだ、と。
佳奈を愛してたんじゃない。
シンジは佳奈の
女の体とお金を愛してたのだと。
今日は仕事がないから、暇やったし、友達とジョイフルにきてた。
「は?まじでっ?」
聞き慣れた声。
声のするほうに目を向ければ
前の席には....シンジ。
その向かい側には....
金髪の女の人。
向こうは私に気付いてないみたい。
女の人は、明らかにカナより年上でずっとずっと綺麗で
飲み屋の姉ちゃんって感じだった。
聞こえてくる会話に
カナは、耳を澄ました。
「シンジも苦労してんやね。あんなガキと付き合って。中学生なんやろ?シンジってロリコンだったつたい(笑)」
「違うから。本はお前だけやし、あいつ金ズルやき(笑)あいつ今俺が紹介した裏で働かせとるんよ。」
「お前恐かねっ(笑)中学生に裏デリさせるやなんて...コワイコワイ(笑)」
「女は使ってナンボやき。笑」
カナは聞いてしまった。
シンジの本音。
餓鬼。。。金ズル。。。。。
頭の中を
その言葉がぐるぐると
回っていた。
私....本当馬鹿だよね。
相手は大人なのに本気にして、金貸し..いや貢いだりして。
佳奈は最初から
金ズルだったんだね。
暴力はストレス発散だったのかな?
カナ...もうわからないよ....
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