~プロローグ~

12/19
前へ
/19ページ
次へ
脅しを受け入れつつ、俺は生徒会長から逃げ出した。 あの人、目が恐いんだよな…。 急ぎ足で歩道橋を渡り、マンションをくぐり抜け、 喫茶店シーブを横切り、歩道を何も考えずに走る。 あと、数10メートルもすれば俺の家だ。 悠一「ハァ、ハァ…着いた」 今の俺はまるで、不審者から追われているようであった。 しかし、家にいたらあの生徒会長のことだ 家ごと消し去られるかもしれん…。 そう考え、俺は家の前にある教会へ行く事にした。 教会には一人の神父がいる。 今日はいるのかわからんが一応調べてみるか。 悠一「誰かいますかー?」 神父「これは、これは何のご用で?悠一くん」 悠一「いや…少し匿ってもらいたいなと思いまして」 神父様は優しく微笑み、俺に話かけた。 神父「わかりました。では、シスターを呼びますので少しお待ちください」 そう言われ、俺は待たされる事になった
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加