~プロローグ~

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シスターの足音がなくなり、教会内は静まり返った。 会長が来るか、わからんが少しの間いるとするか しかし暇だ。鞄の中には教科書ぐらいしか入っていない。音楽プレーヤーや携帯ゲーム機なども持っていない。しかも今は金がなく、バイト先もない。 今は何とか親が残した金を使って賄っている現状だ。 それにしても暇だ。なんか読むもんでもあったらいいんだが… ふと周りを見ると小さい本棚に一冊分厚い本がある。 立ち上がり、それを手に取る。 ええと…題名は… 『天使の記憶』 なんだよ、この題名。 英語に訳すと、エンジェルメモリー? 本を開くと、そこには一つのメモリーが入っているだけであった。
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