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速歩きで、こっちにくるシスター。
さっきの性格からは想像出来ない速さだった。
たじろいでいる俺からメモリを奪うとメモリが入っていた本の中にメモリを戻した。
ディノ「…なぜ取れたんですか?」
シスターはこちら上目づかいで見つめてきた。なぜと言われてもな…。
悠一「大切な物だったんですか?そうであったら勝手に触ってすいません…」
ディノ「別に良いんです。ただ一つだけ聞きたいのですが…」
質問をされる時だった。閉じていたドアが開き、神父が入ってきたのである。
神父「何をしているのかね?さっき皿が割れるような音がしたが…」
こちらの様子を疑おうと入ってきた神父に反応したのかシスターは本を後ろに隠した。
神父「どうしたのかね?隠し事はやめなさい」
シスターに近づく、神父。シスターは離れようとする。
そして、部屋からダッシュで駆け抜けた。
神父も負けじとシスターを追いかける。
神父「逃げるという事は、その中にあるのだな!『天使の記憶』が!さぁ、早くその本を渡したまえ!」
俺は部屋から出て、追いかけた。
しかし神父は猛ダッシュしているシスターに徒歩で追いついていっている。
後ろから追いかけようとしている俺は全然ついていく事が出来ないでいた。
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