~プロローグ~

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歩くのが速すぎるだろ! 走っているシスターに、追いついてやがる! シスターは階段を下り、教会を出た。 神父「ハハハ!さぁ、そのメモリーを渡したまえ!」 なんか俺、巻き込まれてるんじゃないのか? やっと追いついた時に俺はそう思った。 神父「君はなぜここにいる?早く家かシスターの部屋に戻りたまえ」 神父は後ろを向き、俺に言い放った。 悠一「いきなり、あんたがシスターを追いかけてるから心配して…」 神父「心配?このシスターにか?アッハハハハ!これは傑作だ!!」 悠一「…何を言っている?」 神父「コイツの事を何も知らないお前が何を言う!コイツはな…魔王様の城に入り伝説とされているエンジェルメモリーを盗んだ凶悪犯だ!」 悠一「!」 神父「アッハハハハ!それでもコイツを心配するのかね!!」 まさかだ…シスターがまさかの凶悪犯だったなんて… 悠一「…嘘なんだろ!シスターさん、あなたみたいな気の利く人が何故!?」 本を握りしめ、シスターは重い口を開けた。 ディノ「…本当です」
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