~プロローグ~

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まさかだった。 人は見かけによらないとはこの事を言うのだろう。 神父「人間にはどいてもらおう。ここからは私達、魔世界の住民の時間だからね。 邪魔物は消えたまえ。おい!お前ら、この雑魚を失せさせろ!!」 神父が呼び出しをした。 呼び出した方向に目をやる、俺とシスター ………。 ドアからは誰も出てこない。 全然何も起きない。 しばらくすると、ドアノブがガチャと言った。 裁夜「お前が呼び出そうとしていたのは、こいつらの事か?」 会長が入っていた。後ろには、男が四~五人倒れている。 まさか…会長、一人でやったんじゃ… 神父「な…なんだお前は!どこから入った!?」 裁夜「ウエスト高校二年生の卍導裁夜だ」 どこから入ったとかは言わねぇんだ…。 裁夜「非道なストーカー行為。ストーカー行為は罪だ。よってお前のマジック権を剥奪する」 悠一「会長!いきなりなんなんですか!」 裁夜「落ちこぼれはすっこんでろ」 すげぇ怒られた…。 裁夜「素敵なシスターさん。私が今から貴方を護って差し上げますよ。あんな落ちこぼれなんかに頼ってはイケません」 アイツ…無茶苦茶いいやがる… 裁夜「さてと、まずどこから消されたい?人間を馬鹿にした罪とストーカー行為はでかいからな」 神父「私を見下すな!!」 『メモリーON.ガンメモリー』 神父「私のメモリーをナメるなよ!!」 裁夜「なるほど。ガンメモリーか…ならこっちも」 『メモリーON.デリートメモリー』 すげぇ魔力の量。俺は神父と会長の実力が圧倒的に違うのを感じていた。
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