~プロローグ~

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校長の長い話が終わり、俺は教室という学校のセーブポイントへと入った。 真中「何、落ち込んだ顔してるんだ?」 阿呆面をしている一人の馬鹿な方の友人、真中が俺の横の空いている席に座った。 「なぁ、お前彼女いないんだろ?今日合コンがあるんだがな。一緒に行かないか?」 またしょうもない話を持ち込んできやがった。俺は女という生命体に興味が無いわけではないがこんなにがめつきはしない。 悠一「すまんが今日は家に帰る」 俺の返答を予想してたのか真中はすぐに返してきた。 真中「どうせ、そんなんだと思ってたからな。中川でも誘うかな・・・」 そうしろ、そうしろ。 俺はそんな会議みたいなのは苦手なんだ。 よほどのことがないかぎり行く気はしないな。 しかしながらその後、俺は今日合コンに行っておけば良かったと後悔してしまうのである。 一時間目の科学の授業が終了し、水筒を開け俺は中に入ってる市販のお茶とは比べものにならない薄いお茶を飲んでいた。
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