幼なじみ

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1991年6月 私の隣の家に1人の男の子が産まれた。 名前は向日晶(むかひあきら)。 1991年10月 そして私の向かいの家にまた男の子が産まれた。 名前は相原啓太(あいはらけいた)。 そして 1992年1月 私、神山夏樹(かみやまなつき)が産まれた。 私達は近所で親同士も仲がよく、物覚えをしてる時からずっと一緒に遊んできた。 小学校に登校するときも、帰るときも私がまん中で二人の手をとって歩いていた。 遠足の時も同じ班だった。 私達が高学年になったとき、私と晶が2組、啓太だけが1組になってしまった。 「なんで、俺だけ1組なんだよ~」 啓太は1人で自分の机に顔を伏せてそう言っていた。 でも私は嬉しかった。 だって私は晶のこと幼なじみ以上に好きだったから。
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