目覚め

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息苦しい… 何故だ… まるで悪夢に侵されてるようだ… … 悪夢? "ガバッ" この息苦しさから解放される為、 俺は飛び起きた。 … … … 息苦しさはなくなったが、 それ以上に気になることがある。 ここは どこだ? 見覚えのない場所だ… 果てしなく草原が続いているようだ。 空は黒雲に包まれていて、 所々雷がその中を走っているのがわかる。 とにかく薄暗い。 『俺は…』 "ガサッ" 背後で物音! 俺は咄嗟に 身構えながら 後ろを向いた。 敵か!? しかしそこには敵ではなく 柴田勝家が立っていた。 「おぉ、殿。気付かれましたか。」 『勝家?』 「私のことは覚えておられるようですね。」 勝家は一粒 涙を流した。 何故泣く?
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