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恋とは人生である。
エリカにとっての恋とはまさにそれであり、人生とはまさに恋であった。
小学生3年生の時に、同じクラスだったケンジくんに恋をしてから21歳の今になるまでずっーと恋をし続けている。
エリカにとっての原動力は恋であり、
自分が好きになった男はほとんどモノにしてきた。
唯一エリカの人生の中で実らなかった恋は小学6年生の時、図書室で読んだ、手塚治虫のブラックジャックという漫画の主人公に恋をした時だけである。その主人公がピノコという娘に優しく接するのを見る度に、
エリカは胸がむかついてきて夕食を吐いてしまい母親を心配させた。
「君と別れたいんだ。」
エリカは、急に自宅に訪問してきたマサトという都内の同じ大学に通う1つ上の先輩からこう言われた。
エリカはすぐに承諾し、
いままで借りていたサイモン&ガーファンクルとイーグルスのCD、
それからマサトが買いだめしていた0.03ミリのコンドームの箱を渡しすぐに彼を追い出した。
たしかに別れる予感はしていた。
でもどうしてわたしの恋愛はうまく行かないのだろう・・・。私はあの人のためにつくしたはずなのに。
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