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「何はともあれ、全員そろったな、じゃあ席替えをしよう」
「やったー」
と声があがる
(はぁダリィなぁ…)
春人にとっては席替え程めんどくさくて退屈なものはない…
勉強は嫌いではないので
レベルはクラスの上から10位には入る
適当にくじを引くみんな
「やったー俺は後ろだぁー」
勇気が叫ぶ
このクラスは元々は40人1クラスだったらしく無駄に10席だけ空席である
春人は窓側の一番後ろの席になり隣は空席になった
(よかったー隣いねぇ)
《永木の横じゃなくてよかったぁ~》
多々の心の声が響く
春人はイライラして窓の外を見た
春人の視界に入ったのは大きな桜の木だった
(あんなのあったけ、興味ねぇし気づいてなかったなぁ…)
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